その2 ナショナルでは探しています。

ナショナルの石油ファンヒーターに不具合があって事故が起き、不具合のある商品の修理を行ったにも関わらず死亡事故が起き、絶対にもうこんなことがあってはいけないということで流れているはずのCMなのだが、そんな切迫感や申し訳なさや誠実さがカケラも伝わってこないのはなぜだろう。
"ナショナルでは・・・を探しています"って、そんなノンキな。ナショナルの歴代ファンヒーター博物館を作るので探しています、っていうんじゃないんだからさ。ほんとに責任、感じてるのかなぁ。まさか、事故が起きたのは使い方が悪かったからとか、これだけ商品を出してれば中には不具合が生じるものもあるよとか、そんなことは思ってるはずはないと思うけど、もっと切迫感があって然るべきじゃないのかなとは思う。自社製品のせいでお客様が亡くなる。とんでもなくとんでもないことだと真っ青になるのが普通だと思うけど。
ナレーションではまるで他人事みたいな感じで謝罪すらしていないけど、さすがに謝りのテロップは出ている。だけど、そのテロップにも、"無償で修理、交換をいたします"っていう言葉はない。なんでなんだろ。そんなの当たり前すぎて出す必要もない? うちのテレビは小さいから見えないだけで、どっかにちゃんと表示されてるの?
昔からイメージ的にナショナルのものはあまり好きじゃなかったから、うちにはひとつもナショナルマークはないけれど(あ! 電球はナショナルかも!?)、さらにここのものを使う気なくなるなー。人様の命に関わる重大事なのにね。