メル・ブルックスの「プロデューサーズ」

思ったより早く終わったので、再び大宮駅から電車に。と、車中でふと、もう一部、踊りがあったのかもなと思い至る。どうだったんだろう。予定は1時間くらいに書かれていたのに、実際には30分強。もう一本、あったのかな〜。
ま、それはそれで仕方がない。もう電車は走り始めている。ので、そのまま新宿経由で吉祥寺へ行き、バウスシアターでメル・ブルックスの「プロデューサーズ」を観る。これがミュージカルとなり、いまやってる「プロデューサーズ」になったのかな? もともとミュージカル? いやいやもとはこの映画のようですね。
まず役者の名前がZEROというのが渋すぎて"きゃー"!! 日本でやるなら西田敏行かな〜なんてことも思ったり。その相棒役のジーン・ワイルダーという人が、一見、ダスティン・ホフマン系で私の苦手な顔なのだが、でも動くと全然、似ていない。ほっとする。嫌いな顔や芝居の感じや人やことばや音楽や・・・そんなのが頻繁に出てくると、苦痛でしょ? で、ほっとして観始めて、おそらくZEROは醜男担当だからこっちは二枚目担当なのかなあと思う間もなくヘンさ炸裂。なるほど、きらびやかなシュービス界をきんきらきんにぴかんぴかんに描く映画なわけじゃなくて、ショービスをネタにしたコメディなのねと、ようやく気づく。知らんかった。いまの「プロデューサーズ」の"おすぎですっ、唐沢ですっ"のCMの感じから、きんきらきんの話かと思ってた。
要は変人ちっくなふたりの男がミュージカルをネタにした詐欺で大もうけしようとするもならず、その過程にさらに変人続出、というお話なのだが、その詐欺ネタのミュージカルのオープニングナイトに客を迎え入れるシーンで、ジーン・ワイルダーは煙草を吸う。
その煙草の吸い方が、めちゃくちゃかっこいいのだっっっ!!!!!
あらっ、この人、かっこいいっっ???と思ってからは、もうかっこいい目線でみちゃうから、細かいしぐさや表情のはしばしがかっこよくてかっこよくて、ドキドキですわ。
そんなアホアホな「プロでデューサーズ」、リメイク版も楽しみになりました。