中2の友人のバレエコンクール

この春から、というかもう明日からかな。春休み明けの始業式から中学3年生になる友だちが、一年近くものすごく熱心に練習していたバリエーションでバレエコンクールに出ることになり、年が明けてからはさらにさらに熱心に練習を繰り返していた本番の日がやってきた。
踊るのは、ほんの2分弱。時間のやりくりをして、会場にかけつけた。
レベルが高い。それがまずはの感想。すごいな、いまどきの中学生は。基本はしっかりできてるし、表現力もそこそこあるし、何よりシニアとは違って非常に清々しく新鮮で熱心で演技ではなく本気で、しかも顔はちゃんと笑っている。ふーむ。これはレベルが高いわい。
で、友人の出番が来たのだが、とんでもなく緊張しているのが伝わってきた。一度、足許があやしくなり、持ち直したかに見えたが軸がどんどんずれていき、かわいい笑顔が消えて最後のほうは青いような顔をして踊っていた。日頃の彼女の姿はそこになかった。
楽屋に行くと、淡々とした表情をしていた。よくわかっているのだと思う。緊張してたね、というと、うん。とうなづいた。衣装を脱いで、ごしごしと顔を洗った。
だけど今日まで積み重ねてきたことは、いつか必ず表に出てくる。また明日から、始まる。