そんな夢

基本的に私はわがままで、わがままなことも、
わがままだと言われることもイヤなので、
わがままを治そうと努力し続けているつもり
なのだけど、大人になってずいぶんと経ったいまでも
私のわがままは根治していない。
だからなのか、夢の中で、たまに私は母親に怒鳴っている。
怒鳴って、その怒鳴り声で目が覚めたりする。
一年に一回くらいの割合で。
ああ......。

そんな夢が、今年は秋にやってきた。
数日前のことだ。

実家で、家族4人が揃っていて、なんだかんだやっている。
居間が出てきたり、自分の部屋が出てきたり、
もう捨ててしまった机が出てきたりで、ちょっと懐かしい。
そのうち、母親に何か言われ、私がわがままを発揮して怒り始めた。
何度か母親に文句を言ったあげく、
"そんな暢気なこと、してられへんねんっ!!"
怒鳴っていた。
(実家は大阪なので、夢の中は大阪弁だ)

で、目が覚めた。
そんな暢気なこと、してられへんねんっ!!

たぶん、ご飯を食べてから出かけたらとかなんとか、
母親に言われて、急いでいた私はカッと苛立って
怒鳴ったんだと思う。(...そんなことで怒鳴るなよぉ)

でも、目が覚めた私の耳には、自分の大声の寝言が、
ものすごく響いた。
いろんな意味で。

そんな暢気なこと、してられへんねんっ。

これは、ひょっとしたら、いまの自分に対する啓示なのか!?

そんな暢気なこと、してられへんねんっ。


そうだ。
もうちょっと判断を早くするようにしよう。
もうちょっと行動に早くうつすようにしよう。

もうちょっと...望みのないことは早く諦められるようにならなきゃ...。