*[相撲]若貴騒動

・・・・・・・仕事はまだ終わりません。でも気になるので書いておきます。

貴乃花親方と花田勝氏のもめごとは、勝氏が相続放棄の手続きをとっていて決着?とのこと。
人が悪いにもほどがある。勝氏らしいといえば、非常にらしいのだが。

我々(ま、相撲友達みたいなものですな)は、勝氏が若乃花だったころから、彼の"いいお兄ちゃん"ぶったツラの皮の厚さに、その奥にある陰湿さというか強烈な自分大事な発想というか、がめつさというか何があっても自分だけは損はしたくないというちっぽけぶりというか、もったいぶる割には"なんじゃソレ"なお粗末な底の浅さやら、そんななんやかんやを発掘しては笑っていたのです。

"我々"の中には彼の相撲っぷりを好まない人もいたのですが、ワタクシは土俵の上の若は好きでした。
普通、お相撲さんは、土俵の上でも普段の生活でも、相撲以外の公式の場でも超プライベートな場でも、金太郎飴のように"その人っぷり"は、ほぼ変わらない。その単純明快さが、"お相撲さん"だとワタクシは思っていたりします。
なので、土俵の上の若は好きだけど、その他の場面では・・・・・・というワタクシの反応は、ワタクシ的相撲史上でも、かなりレアだったのです。

でもいま考えてみると、のっけから自分の相撲をとるのではなく、相手の相撲をみながら次第に自分の相撲にもっていき、ぎりぎりのところで勝ちにつなげる。
その巧みな相撲っぷりは、今回の騒動にも表れているのかもしれません。
相手(貴)にみっともないまでにひとり相撲をとらせておいて、土壇場になって自分だけいいとこどりしようとする、という巧みさに於て。
だけどその魂胆は、もちろん相撲とは違い、ぬるぬるとしたものを感じさせます。
胸のすく思い、からはほど遠い、ヌラッとした手触りがします。
貴乃花親方が、キーーーーーっとなるのも道理でしょう。
相手のずるさを言えば言うほど、自分の立場が悪くなる。キーーーーーッ!!

まあ、貴乃花親方も変わった人だとワタクシの目には映りますし、彼の数々の発言に彼にとってのウソはないにしろ、引退した安芸乃島関から藤島株をとりあげたり、二子山部屋の権利書を故二子山親方の入院中に勝手に持ちだしたり、不可解なことも多々あるわけで。

これからも、3年周期くらいで思いも寄らぬ"騒動"を引き起こすであろう貴乃花親方に・・・・・・・やっぱり感謝だな。それが今回の騒動の、ワタクシ的結末。

ちなみにひいきの力士は、幕内なら、魁皇豊ノ島安馬
歴代ひいきは、寺尾、安芸ノ島、霧島、北の湖
もっといるけど、またいつか。