俳句

いつも、いまくらいの季節になると、祖父母から干し柿の入った荷物が届いた。紐がしっかりとかけられ、結び目は固く、きちっと隙間なく干し柿や家の横にある小さな畑で祖父の育てた大根や白菜や、私への小さなお菓子や新しい靴下や、いろんなものが詰められ…

大玉の 秋雨待つも 迎え人なく 知人の家で夕ご飯をごちそうになった帰り道、電車の窓を雨が打ち始め、 駅に着くと、文字通りの豪雨。 傘もなく、電話をかける人もなく、雷もなっているので夕立かもしれないと、 しばらく雨が止むのを待ってみる。 けれどもい…

帰省の途上

逢ひたくて 盆待つ心 あはれ哉 実家に向かう新幹線の中で、俳句(になっているのかどうか) などひねりつつ、盆休みに突入したのは先週末のこと。 会うなり、兄に"お前、太り過ぎやわ〜!!"とのたまわれ、 "取り返しがつかんようになる前に、どうにかしいや"と …