本当は19日木曜日の日記ですな。

どうすれば日付を入れ替えられるのかわからず、本当は19日木曜日のことを20日の欄に書きます。ってことはつまり、コンドルズのワークショップへの参加第一日目は、本当は20日金曜日だったってことです。混乱されたかた、どうもすみませんっ!
で、今日は1月19日。何をしたかっていうと・・・。
ものすごく使いがいのある"青春18切符"のラスト1枚(って切符は常に1枚、最後の一回分ってことで)をどう使おうかと思っていたところ、やっぱり温泉でしょ、って声が降りてきたので、素直に従うことにした、最初は熱海とか箱根とか伊豆とか思ってたんだけど、数少ないとは言え行ったことのある場所なので、初めてのところで日帰り可能な場所ってどこかなーと探したところ、草津温泉がめきめき頭角を表してきた。というのも無知な私は、東京にいるときは群馬県草津草津温泉だぁ〜と思っているのに、関西圏に足を踏み入れるや否や、滋賀県草津こそ草津温泉だぁ〜とアホのように思ってしまうのですね。その勘違いをぜひ是正したいと、世間でいわれる"草津温泉"にちゃんと降り立たなければ、と思ったわけです。
ところが、なんだかんだ調べているうちに、草津温泉の手前の川原湯温泉ってところもなかなかにいいらしい。いずれはダムの底に沈むという時代に逆行するかのような運命を背負わされている場所らしいのだが、何より泉質が良いらしい。
で、行ってきました、川原湯温泉
前橋からは吾妻線という味わい深い電車に乗り、初めてみる風景に見とれっぱなし&次第に雪が見え隠れしてうわうわ期待盛り上がり、てな感じで退屈知らずのガタンゴトン(ということは持参の編み物も本も出番なし・・・)。川原湯温泉駅到着直前には、吾妻川の河原に著しく奇っ怪な大きくて丸い石がごろんとあるのが見えて、え、何何あれ、とぞわぞわしているうちに、ものすごくぽつねーんとした駅舎に立っておりました。
でき得るならば散策コースを歩いてみたと思っていたのだが、もちろんそのコースは冬期閉鎖なことは知っていたわけで、案の定閉鎖されていて歩けず(って別に入れるんだけど、山道が得意でもなく土地勘もなく元来が怖がりであるが故に心細くてとても足を踏み入れることができなかったというのが実情。こういうとき、いや平気だよ、とかなんとか言って自信たっぷりに歩き始める人の背中のなんと頼もしいことよ、と思ったり思わなかったり)、せめて滝がみたいなぁというそぶりだけしてすぐ引き返し、温泉のある道へと入っていく。
いやぁ、駅を降りたとたんに"ダムに沈む町"ってスローガンかなにか知らないけど掲げてあるんだけど、それがすごく物悲しさ満載で、温泉街らしき道を歩けばあるくほど物悲しさってよりももう諦めの境地というか自暴自棄になってんのかもねぇとまったくのよそ者が人事ながら少しばかり胸が痛くなるくらいのなんともいえない感じが漂っていて、それでも人はこうしてやってくるんだから(実際、私以外にももちろんこの駅で降り、この道を歩いている客スタイルの人が数人いました)、もうちょっとまだ現役ですよ感をもっててほしいなぁでもそれも酷かもねえなどと思いつつ坂道をあがっていくと、ありました、公共の温泉"王湯"。なんだか歴史の古い温泉らしいですが、そこらへんは興味のある方は川原湯温泉で検索してみてくだされ。
で、その王湯なんだけど、ほんと、いいお湯なのです! お暇のある方は、いちど足を運ばれることをお勧めする。ほんとに。だって、まずお肌がもっちもっちするのですよ。あ、その前に、ここは露天が最高です。屋内のお風呂もありますが、もうもう露天です。気持ちいいったらありません。ちらんちらん降ってる雪が、もうたまらんです。というシチュエーションの良さをさておいたとしても、ほんとに泉質がいいんだと思う。詳しいことは私などにはわかりかねますが、実感としてよいよいよい。お肌のもっちもっち感プラス、驚いたことに、去年の秋ごろよりやんわり痛かった右腕の肘の関節が、すっきり痛くもなんともなくなってましたからね。ほんと、ふと気づけば痛くないの。気づいたのなんて、お風呂あがってから何時間も経ったあとですよ? うん。これは素晴らしい効能だと思う。もちろん個人差および好みの差はあるとは思いますが。
よいお湯をもらってぽっかぽかになっての駅までの帰り道、すっかりお腹がすいたのでお弁当でも買って吾妻線ののんきな電車の中でいただきましょうかと思っていたのですが、お弁当はナッシングでした。特急なんとかなら車内で売ってますよ、ってだけで、駅弁はおろか、時間があったのでどっかで売ってるなら買ってこようと思ってきいてもナッシングなのでした・・・ぐうぐう。
なので、帰りの前橋で、ここはベタにだるま弁当かしらんと思っていたのだが、せっかくだからと改札を出てうろちょろして、温かいご飯をいただき、お土産に鳥メシっていうのを買って帰ったとさ。(鳥メシって一応群馬名物ってなってました。そうなのん? でもでもこのお土産弁当、おいしかったよん!!)